オスとメスの選び方
ティーカッププードルのオスとメスの選び方
ティーカッププードルのオスとメスの選び方
1.性格について
一部の犬の専門書などには、「メスの方が大人しく飼い易い」と記載されています。
確かに、大中型犬にはその傾向が見受けられます。大中型犬は生後7ヶ月~1年半までは、男性ホルモンの分泌が盛んに行われるため、気性が荒くなったり、マウンティングやマーキングを激しく行う場合があります。ただ、プードルの場合は、本質的に狩猟犬ではないため攻撃性が少なく、犬種的には精神面で安定した子が多い犬種です。かつ、小型のプードルは人間に対する依存心が強いため攻撃性が非常に少なく、オス、メスとも性格的には大差ありません。逆に生後1年前後
までは、メスの場合はテンションのアップ・ダウンの幅が大きい傾向にあり、オスは比較的安定している傾向があります。性格面はその犬が持つ母親系統からの遺伝の影響が強く、どちらかといえば性別よりは個体差(母親の性格)によるます。
2.食事の取り方と成長の違い
(1)離乳後~生後60日
離乳してから幼犬期は、メスとオスとも食事の摂取量は大きく変わりません。
(2)成長期
成長期に関する性別の違いは、メスの場合成長に従って肉と骨格が均等についていきます。また、メスの場合は、生後6ヶ月~8ヶ月で骨格形成が概ねとまり、それ以後は肉付きとなります。それに対してオスの場合は、成長期には骨格から先に栄養がまわるため、食事をしてもガリガリに見える傾向があります。そのため、オスの場合は骨格の成長が先行しながら肉がつく形となります。それに対してメスの場合の成長は、生後6ヶ月~8ヶ月で止まります。オスの場合は第一段(生後6ヶ月~8ヶ月)の成長期で一時的に止まりますが、9ヶ月~12ヶ月に第二段の成長期を迎えます。
(3)ティーカッププードルの場合
上記②に記載した内容は一般的なトイプードルの成長過程ですが、ティーカッププードルの場合は、メス・オスとも成長が止まる時期が早く概ね生後6~7ケ月で骨格形成が止まり、それからは若干肉がつく程度になります。よって、オスとメスの成長度合に大差はありません。
3.トイレとマーキング
(1)トイレについて
トイレしつけについては、仔犬の時期はオス・メスともしつけの難しさに大差はありません。しかし、男性ホルモンが活発に分泌される時期(生後6ヶ月~1年)になりますとオスの場合は足を上げます。足を上げますとトイレにしていても外れてしまう傾向があります。解決策の一つとしては①L字型の男用トイレを用意し、②L字の壁側の真ん中に水を入れたペットを設置します。多くの男の子の場合は、電柱などの目標物におしっこするため、擬似電柱(ペットボトルを置く)を作ってあげるのも一つの方法です。
もう一つの方法は、足を上げておしっこをしたら、最中に上げた足を軽く下に押さえてあげることを繰り返しますと、足を上げない場合があります。また、近所を15~20分まわってトイレタイムを作ってやれば問題ありません。
(2)マーキングについて(オスの場合)
マーキングについては、基本的には家の中ではしません。他の犬のニオイに対して、縄張りの意思表示行為ですので、他の犬のニオイのない家の中ではやりません。ただ、多頭飼いの家庭や男性ホルモンの分泌が活発な子の場合は前述の通り、生後8ヶ月前後に去勢手術をお勧めします。
③ティーカッププードルの場合
ティーカッププードルの場合は、個体差はありますが一般的に、オスは比較的男性ホルモンの排出が少なく、一生涯メスと同様に座ってする子やマーキングをしない子が多く見受けられます。また、トイレについてもトイプートルに対して排出量は1/3程度で少なく、トイプードルと比較してトイレしつけは大変楽です。
4.マウンティング
特にオスの生後6ヶ月~1歳半の間、男性ホルモンの強い子は人間に対してもしがみついて腰を振り始めます(=マウンティング)。このような子の場合は、飼い主側が気になるようでしたら生後8ヶ月前後に去勢手術をお勧めします。手術費用は1~2万円程度で、短時間の手術で終わります。去勢手術をすれば、このようなリスクは軽減されます。しかし、ティーカッププードルの場合は、個体差はありますが、オスは比較的男性ホルモンの排出が少なく、一生涯マウンティングをやらない子もいます。
オスとメスの価格の違いについて
1.基本的な価格差
ティーカッププードルの場合、オスとメスでは販売価格が10%~30%違います。基本的には同一水準の仔犬の場合、メスが高くオスが安価に価格が設定されています。
2.ショップにならぶ頭数の違い
基本的には、ショップの店頭にならぶオス・メスの頭数は、オスの方が多いです。
その理由は、一つ目として、ブリーダーが繁殖用にメスを自社に残すためです。
また、生後2週間以内の仔犬の生存率は若干の違いですがオスの方が高く、どうしても店頭にならぶ頭数は、オスの方が多くなります。
3.迷信的な内容
一部の本やインターネットなどで、メスは性格が穏やかで飼い易いなどの意見が掲載されている場合があります。私どもからすれば、飼いやすさは性別の問題よりも個体差(両親が落ち着きのない犬などが原因)によることが大きいのですが、迷信的な意見に左右されてメスの子に需要が集中する傾向があります。
4.トイレしつけについて
オスは足を上げてトイレをするなど、トイレしつけに関してオスの方が若干難しいと考えられているため、メスの子に需要が集中する傾向があります。これについては、色々な対処方法があり、あまり大きなハンディとは考えせれません。
5.飼い主のニーズ
プードルをご購入されるお客様のうち何割かは、子供を生ませたいとのご希望を持っている方がいらっしゃいます。また、「お腹をさすった場合、オチンチンが邪魔でいや」といった感情を持たれる飼い主もいます。この飼い主のニーズは、オスでは叶えられないため、必然的にメスに人気が集中する傾向にあります。
オスとメスの選び方の結論
オスとメスの選択に関する結論
「確実にオスでは駄目」である旨の理由がある場合を除きますと、オスとメスの飼い方の違いは多くありません。少々のしつけと去勢手術を行えば性別の大差はありません。逆に割高なメスより、同じご予算でオスは高いクオリティーの仔犬を手にできる場合があります。 以上の内容をご参考に、オスの仔犬を飼うのか、メスの仔犬を飼うのかをご検討ください。